経済学部 学部長
吉村 聡
あなたは今をどのように生きますか。
情報化、グローバル化、少子高齢化など、あなたが生活する社会は大きく変化しています。また、このように変化する社会では、さまざまな問題が発生します。世の中で起きている問題を知り、その解決策を探るのが経済学?経営学です。経済学部では、社会やビジネスの世界で起きているさまざまな問題に即した授業を配置しています。そして、そうした授業のなかで、あらゆる問題を経済?経営の視点で考え、それに対する解決策を見いだすための学修をします。こうした学修により、現実の世界で起きている問題や、それに伴う変化に対していかに対処するかという力、すなわち世の中を生き抜く力を身につけることができます。経済学?経営学はこうした「生きる力」を身につけるための学問であるといえるでしょう。
経済学や経営学を勉強して、変化する現代社会を生き抜く力を身につけましょう。
経済学部 学部長 吉村 聡
流通情報学部 学部長
矢野 裕児
私たちの生活、経済活動に欠かせない情報の流れ、物の流れをデザインするのが流通情報学部です。例えばマーケティングを考える際にも、消費者のニーズにあわせて商品をどのように提供するのか、ものを作るところから、流通、そして消費者が最終的に商品を手にするまでのサプライチェーン全体を考える必要があります。企業、利用者、そしてSDGsのような社会全体からといった様々な視点から、情報の流れ、物の流れのより良い姿をデザインするのが流通情報学部です。
今後の新しい社会の姿として、Society5.0という言葉がよく使われます。この考え方はリアルとバーチャルの世界を融合していこうというもので、リアルは流通の世界、バーチャルは情報の世界を指します。すなわち、その両者を融合するというのは、本学部が目指す「流通×情報」の姿そのものです。
1990年代からインターネットが進展し、情報化によるSociety4.0が進展してきました。これまでの情報社会は、20世紀の延長線上として発展してきました。今から展開するのは、リアルとバーチャルが融合した、本当の意味での21世紀の社会です。そしてこのような社会を担うのは、21世紀に生まれたデジタルネイティブのみなさんです。私たちと一緒に新しい社会を切り拓いていきましょう。
流通情報学部 学部長 矢野 裕児
法学部 学部長
周 作彩
人間はさまざまな集団をなして生活をしています。秩序ある集団生活を維持するためにはルールが必要不可欠であり、法もそのようなルールの一つです。法は人間関係を形づくるものであり、法学はとても人間臭い学問です。よほど人間嫌いな人でなければ、いや人間嫌いな人にこそ、法を学ぶことによってうまく人間関係を処理できるような能力を身につけていただきたいのです。
その能力とは、ルールを具体的な事実に適用して、一定の結論を論理的に導き出すことにより利害関係者を説得する能力です。なんだ、だから杓子定規な法律は嫌いなんだよ、と早とちりしてはいけません。人を説得するためには、ルールの解釈、事実の認定、そして結論に至るプロセスがフェアで社会的に妥当なものでなければなりません。私の恩師故?南博方博士は、英米人のいうフェアとは、あの融通のきかない、頑なで画一的な公正性とは違って、実情にかない、誰もが妥当として受け入れることができるような、という弾力的な意味合いを含んでいるといい、これにあたる日本語はさじ加減がいいという意味での「好い加減」であると述べています(「『好い加減』のすすめ」判例自治104号)。この「好い加減」のバランス感覚こそが、行政や裁判だけでなく、私たちの家族関係、近隣関係、職場関係においてももっとも必要とされる能力の一つなのではないでしょうか。
さあ、法律を食わず嫌いせず、現役弁護士を含む学識経験の豊富な教員や新進気鋭な若手教員など多様なスタッフを擁するわが法学部の門を叩いてみましょう。
法学部 学部長 周 作彩
社会学部 学部長
大橋 純一
社会学部は「社会学的な素養を十分に身につけた高度の教養人の養成」を目的に1988年に創設され、本学の理念でもある「実学主義」に基づいて、その時代の社会的要請に応え、拡大、発展してきました。現在では社会学科と国際観光学科の2学科があります。
社会学部は、私たちの日常生活の中で生じる様々な社会事象を研究対象とする学部です。扱う内容も、政治、経済、福祉、心理、マスコミ、さらには芸術や文化など幅広い領域がその対象となります。本学部では特に、持続可能な社会生活や地域社会のしくみを考える社会の領域、心と人間行動を科学的に研究する心理の領域、こどもや人間の幸福を追求する保育?福祉の領域、異文化やおもてなしの心を内包した”新しい観光”をプロデュースする観光の領域、めまぐるしい変化に富むマスコミの領域などを中心に、社会生活の様々な領域を学ぶことができます。
社会学部の特徴の一つに、学生参加型?学生主体型のいわゆる“アクティブラーニング”の学習方法を積極的に取り入れていることがあげられます。自ら考え、自ら能動的に動くことで、現代社会で求められている問題発見能力や解決能力、調査分析する能力、さらには実証的な思考能力をもった人材の養成に努めてきました。実際、企業、行政、教育、福祉、観光、メディアなど幅広い分野で活躍しています。
社会学部での学びがこれからの時代の“生き延びる力”につながります。
社会学部 学部長 大橋 純一
スポーツ健康科学部 学部長
黒岩 純
スポーツ健康学部の理念、それは命の尊厳を知ること、そして人間力を高めること。スポーツを通じて、ただ運動能力を上げるだけではなく、自他を認めて、自ら考えて生きていける人間を育てていきます。そのために、机に向かって座り知識を蓄えるだけでなく、様々な取り組みを通じて実践的に学びを深めるのです。スポーツ健康学部の学生は、当然みんなスポーツが大好きです。特に、将来は「教員」や「スポーツトレーナー」になりたいという学生が多い。なぜかというと、小中高とこれまでの人生で一番身近にいたスポーツモデルとなる人が、体育の先生や部活の顧問、サポートしてくれるトレーナーであるからです。しかし、学生たちにまず知って貰いたいのは、スポーツには教員やトレーナーだけではなく幅広い職域があるということです。将来の選択肢を広く持つことで、スポーツから得た学びの価値はどんどん高まっていくのです。他のどんな大学にも負けない熱い情熱を持った教員が、学生の想いを真正面から受け止め、一人ひとりの可能性を広げていきます。
スポーツ健康科学部 学部長 黒岩 純