大学院

スポーツ健康科学研究科

スポーツ健康科学研究科

スポーツ?体育の発展?促進?普及に関わる
人材を育成

生涯にわたって健康で豊かな生活を享受することはすべての人達の願いですが、近年、飽食?過食、運動不足、コミュニケーション不足などにより、体や心の不健康な人たちが多くなっています。
このために、文部科学省は「総合型地域スポーツクラブ」、厚生労働省は「健康日本21」を通して、国民のすべてがスポーツを生活化できるような環境を整えようとしています。スポーツ健康科学研究科では、このような国の施策等を推進していく人材、とくに地域における生涯スポーツや競技スポーツのプロモーションリーダーの養成を目指しています。

スポーツ健康科学研究科長 高松 潤二

先輩からのメッセージ

スポーツ健康科学研究科
修士課程
2018年修了
現総合型地域スポーツクラブ NPO法人クラブ?ドラゴンズ
職員F.Tさん

総合型地域スポーツクラブを活用してコミュニティを活性化させたい。

 私は、地域コミュニティが衰退する過疎地域の問題に対して、地域スポーツクラブの役割が非常に効果的ではないかと考え、その専門的知識習得のため、またスポーツクラブ運営という私自身の夢を実現するために大学院へ進学しました。大学院ではさまざまな先生方からの課題に取り組みつつ、専門であるスポーツ政策を学びました。政策に取り組みつつもコミュニティについても学ぶことができ大学院での学びは大変貴重でした。現在私は、総合型地域スポーツクラブの事務職および陸上のコーチングスタッフとして携わっています。総合型地域スポーツクラブが中心となって地域のコミュニティが活性化するよう活動しています。大学院での学びは現在でも活きているため、私にとって大切な2年間だったと実感しています。

スポーツ健康科学研究科
修士課程
2018年修了
現流山市立南部中学校
保健体育教諭
K.Kさん

学生時代に感じた指導の喜びを忘れずに、
ひとりでも多くの生徒に、スポーツの楽しさを伝えたい。

 私は、本学学部生時代に指導の楽しさを経験し、更に専門的知識を得たいと思い、大学院への進学を決めました。この大学院の授業は少人数制で受けることができ、実践に近い授業です。その中で、先生や他の大学院生と多くの議論を重ねたことで、物事を多角的な視点で考える楽しさを知りました。ある物事に対して自分の考えをもつだけでなく1回その考えから離れて客観的になることは日々の生活の中でも大切なことだと思います。また、本学大学院の先生方は、非常に親身で温かく、研究活動のみならず進路、学生生活のことにも真剣に相談に乗っていただき、背中を押してくださったことで大変有意義な2年間を送ることができました。そのおかげで現在は、中学校教諭として保健体育の授業を持ち、中高の部活動監督として指導者の道を進んでいます。実際に現場をもって感じたリアルな課題に意識を向け、大学院生の頃のように私自身が常に学ぶ姿勢を忘れずに、生徒たちにスポーツの楽しさを教えるべく、日々勉強中です。

取得可能な学位

  • 修士課程 修士(スポーツ科学)

大学院生の研究テーマ(抜粋)

地域スポーツクラブの組織?運営に関する研究 / 子どもの運動?スポーツプログラムに関する研究 / 中高齢者の健康運動処方に関する研究 / 競技者のトレーニング/コンディショニングに関する研究 / スポーツ技術に関する研究 / 保健体育教材?指導法に関する研究

専修免許状について

本研究科では、以下の条件を満たすことで中学校教諭専修免許(保健体育)と高等学校専修免許(保健体育)を取得できます。

①中学校教諭一種(保健体育)、高等学校教諭一種(保健体育)を有する
②スポーツ健康科学研究科が開設する科目から、専修免許の取得に必要な単位数を修得する
③修士課程を修了する

※詳細は教員養成課程と「教職課程 履修の手引き」を参照してください。

将来の進路

修士課程 国の施策を積極的に推進していく高度専門職業人の育成、とくに地域(地域社会、コミュニティ)における生涯スポーツや競技スポーツの振興推進にかかわる教育研究を通して、スポーツプロモーションリーダー(企画立案?運営?指導等の能力を有する人材)の育成を目指している。具体的な職場としては、下記のものが挙げられる。
  • 地方自治体のスポーツ部局/ 施設における事業運営やマネジメント
  • 都道府県の広域スポーツセンターや地域スポーツクラブでの経営や実技指導
  • (公共?民間の)各種保健医療施設における健康運動指導者
  • 民間のスポーツクラブやスポーツNPO法人などにおけるコーチ?指導者
  • 各種学校の体育教員 など